シュリ

【シュリ】1999年
おすすめ度★★★★☆（★5でMAX・個人的評価）

■監督
カン・ジェギュ

■出演
ユ・ジュンウォン（ハン・ソッキュ）
　秘密情報機関ＯＰの特殊要員
イ・ジャンキル（ソン・ガンホ）
　特殊要員のジュンウォンのパートナー
イ・ミョンヒョン（キム・ユンジン）
　ジュンウォンの恋人、実は・・・
バク・ムヨン（チェ・ミンシク）
　北朝鮮特殊第８部隊を率いている。イ・バンヒと連んでいる。
ユン・ジュサン

■主なストーリー
北朝鮮で訓練を受けた特殊工作員イ・バンヒは韓国内で多くのゲリラ事件を起こしていた。
韓国の情報部員ユ・ジョンウォン（ハン・ソッキュ）とイ・ジャンキル（ソン・ガンホ）はイ・バンヒをしつこく追うがなかなか正体がつかめない。

ユ・ジョンウォンは熱帯魚店員のイ・ミョンヒョンとの結婚を1ヵ月後に控え、
早く解決して、自分の仕事を彼女にうち明けたかった。
しかし、しつこくイ・バンヒを追う彼の命も狙われることになった。
ミョンヒョンの身を危険にさらすことを恐れ、ホテルにかくまう。

反対にイ・バンヒはこちらの動きが分かるような鮮やかさ。
漏れるはずのない情報が漏れている。
次第にジョンウォンもジャンキルも互いを疑い始め、
ジョンウォンはジャンキルにだけ、秘密情報取引の情報を教え、
現場に現れたのは、、、ジャンキルだった。
彼がイ・バンビなのか？
しかし、そこに取引情報を得た本物のイ・バンビと
北朝鮮特殊第8部隊率いるバク・ムヨンが現れ、
おとりだと気づいた彼らと市街戦になる。
銃撃戦の中、イ・バンビを追ったジョンウォンは悲しい真実を知る。
イ・バンビが逃げ込んだ場所は、彼の婚約者の勤める熱帯魚店だった。
いつもデーとしていた店の水槽の中に仕掛けられた盗聴器。

彼女も葛藤していた。ミョンヒョンがイ・バンヒだったから。
祖国の為に近づいたジョンウォンを、今ではとても愛してしまっていた。
もう離れては生きていけないほどに。

そして、驚異的な破壊力を誇る液体爆弾が韓国から強奪された。
ソウルでは韓国と北朝鮮両国首脳が列席するサッカー南北交流試合の準備が進んでいた。
ユ・ジョンウォンとイ・ジャンキルはイ・バンヒが現れないことを祈りながら、
捜査網をはるが、そこに現れたイ・バンヒ。

ユ・ジョンウォンとイ・バンヒはお互いに銃口を向け合った。
愛と祖国の選択に揺れる間。
そして、互いの選択。何を選んでも切ないエンド。

■勝手なコメント
初めてみた韓国映画でしたが、見終わった後、切ない気持ちでいっぱいになりました。
公開当時、銃撃戦やアクションシーンは派手なハリウッド風を目指したけど失敗だとか
言う人もありましたが、そんなことはどーでもよい！
私の中ではこの映画は愛がテーマだから。
一緒にいないと生きられない熱帯魚を二人に重ね、小道具が素敵。
祖国のためを思う気持ちと恋人を思う気持ちの葛藤がとても痛かったくて、
ラストの2人の愛も切なくて泣かせます。
だから一つになりたいけどなれない「情報部員とスパイ」「韓国と北朝鮮」
そう言うことを含めての深いストーリーなんです。
最近見えてきた北朝鮮ですが、6年前でこれは重い題材ですよね。
スパイなんてあり得ない話ではないから迫るものがある気がします。
そこを踏まえてみないと「ありがちで、しょぼい映画だった。」となるでしょう。
（記憶があやふやなので、間違ってたら教えてください。）
アングルが綺麗だったのを覚えています。エンドが曲と合間ってて素敵でした。
まあ、たしかにCGとかは期待しちゃダメです（＾＾；）

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